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ホーム » コラム » ホームページ制作 » リクトのWebディレクターとは
目次
Webディレクターの仕事とは、「お客様の課題解決につながるホームページを構築すること」。しかし、Webディレクターが具体的に何をしているのかは、あまり知られていません。今回は、Webディレクターの役割について紹介していきます。
リクトが手がける事業のひとつに「ホームページ制作」があります。ホームページ制作において、お客様といちばん多く接するのがWebディレクター。にもかかわらず、「何をやっている人かよくわからない……」というお客様がほとんどです。世の中すべての人に「Webディレクターって何する人?」と問いかけたとしても、即座に、かつ具体的に答えられる人っていないのではないでしょうか。今回は改めて、「Webディレクターってなんだろう」というお題に向き合ってみようと思います。ちなみに私は、他社さんの「Webディレクター」が具体的に何をしているのかは知らないので、タイトルには「リクトの」を付けています……。
「即座に、かつ正しいWebディレクターの役割を答えられない」と前置きしたのには理由があります。Webディレクターは担う仕事が広範囲にわたっており、数多あるホームページ制作会社ごとに担当範囲が違う場合があるためです。場合によっては、Webディレクターという職種名を使っていない会社もあります。リクトにおけるWebディレクターの役割は、冒頭で述べたとおり「お客様の課題解決につながるホームページを構築すること」。そこで、ホームページ制作における各工程でWebディレクターが何をしているのかを紹介することで、「リクトのWebディレクターとは」への回答が明らかになるのではないかと思います。なお、リクトのホームページ制作の詳しい流れについては、「ホームページ制作の流れ」をご覧ください。
上図のとおり、STEP 1のお問い合わせへの対応からSTEP 5のコンセプトワークの設計はプランニング事業部のプランナーが担当。Webディレクターが本稼働するのはSTEP 6のキックオフミーティングからになります。以降、Webディレクターの具体的な業務をご紹介します。
キックオフミーティングとは、ホームページを制作していくにあたっての最初のお打ち合わせの場です。主にホームページのコンテンツ・デザインの方向性を決めます。
STEP 6から本稼働、と書きましたが、実際にはその前からWebディレクターの仕事ははじまっています。キックオフミーティングに向けた調査・資料作成です。プランナーから伝え聞いたお客様の意向や提案資料、お客様が属する業界の動向調査など、キックオフミーティングをスムーズに進めるための準備を行います。ミーティング当日のための前準備がとても重要なので、時間をかけてでもしっかりと行っておきたい業務です。
【Webディレクターの作業時間】 事前準備(調査、スケジューリング等):時間がゆるす限り(おおよそ4~5時間) キックオフミーティング:60分~90分
ワイヤーフレーム制作は、ホームページの設計図(ワイヤーフレーム)を作成する工程です。キックオフミーティングで決まった方向性やお客様の強みなどを元に設計します。
作成したワイヤーフレームは、第三者目線でのチェックを行うために社内レビューに通します。社内レビューはホームページ制作に関わる部署だけでなく、事務関連の部署スタッフにもお願いすることで、商品やサービスに対する「素人目線」でのチェックも行います。社内レビューを経て、いよいよお客様へご提出します。
どんな製品にも設計図があり、設計図いかんで良い製品になるかどうかが決まります。ホームページも同様です。設計図となるワイヤーフレームが固まらないことには次の工程へ進めることはしません。
【Webディレクターの作業時間】 事前準備:時間がゆるす限り(おおよそ5~8時間) ワイヤーフレーム作成(構想・下書き含む):2~3日 社内レビュー依頼・修正:1~2日 お客様への承認取得:スケジュール上は2~3日
ライティング・撮影はお客様のご予算やご要望に応じて設定。専門性の高いコンテンツが必要な場合に、取材から執筆、写真撮影などを行います。
基本的には、写真・イラストなどの素材はお客様からいただく、もしくは一般に販売されている素材集を利用します。文章においても、お客様からいただいたり、短文であればWebディレクターが執筆したりもします。
デザインカンプ制作とは、ホームページのトップページのデザインを作成する工程です。キックオフミーティングで決まったデザインの方向性をふまえつつ、ホームページの目的を遂行できるデザインを作らなくてはなりません。
リクトにはデザインガイドラインが整備されています。内容はご紹介できませんが、ユーザーが求めている情報をスピーディかつ伝わりやすいデザインを実現するガイドラインです。外注デザイナーに依頼する場合もリクトのデザインガイドラインを遵守してもらっています。
ワイヤーフレームと同様に、デザインはホームページの根幹となる要素であるため、社内レビューに通します。社内レビューを経て、いよいよお客様へご提出します。
コーディングの工程に進んだ後に、ワイヤーフレームやデザインに大きな修正があると相当な時間ロスが発生し、人的コストも大幅にかかってしまいます。当工程ではワイヤーフレーム・デザインのすべてを承認いただくという意味で、電子サインによる承認依頼を行っています。
【Webディレクターの作業時間】 デザイン依頼の下準備:1~2時間 レビュー時間+修正時間:2~3日
CMS構築では、お客様の運用のしやすさをメインにカスタマイズなどを行う工程です。
ホームページを制作する際は、基本的には最新バージョンのCMSを利用します。リニューアルの場合は、ホームページのご担当者様が今まで使い慣れた画面、機能、操作感とは異なってしまうことも考えられるため、キックオフミーティングなどであらかじめ管理画面についてのご意見をヒアリングしておくことも重要です。
【Webディレクターの作業時間】 CMS構築依頼の下準備:1~2時間 チェック+修正時間:1~2日
STEP10まででホームページの骨子が完成しました。以降はホームページの公開に向けて必要なコンテンツ(下層ページ)を準備していきます。コンテンツ制作では、下層ページの設計・デザインを行う工程です。
【Webディレクターの作業時間】 ワイヤーフレーム作成(構想・下書き含む):1ページあたり0.5~1日 レビュー時間+修正時間:1ページあたり1~2日
コーディングでは、前工程までに用意した素材・データを用いてブラウザで閲覧できる状態にする工程です。
内容や機能が正しく動くかどうかの確認は当然ながら、ユーザビリティに優れているかどうかといった観点でもチェックします。例えばパソコンで閲覧した場合に、アイコンの上にマウスポインタを乗せた時にクリックできることがわかりやすい挙動になっているか、画面のサイズによってレイアウトが崩れていないかなどです。また、スマートフォン・タブレットで閲覧した場合は、上記に加えパソコン時と同じコンテンツが配置されているかといった点も見なくてはいけません。
【Webディレクターの作業時間】 コーディング依頼の下準備:1ページあたり30分 コーディング後のチェック+修正:1ページあたり1~2時間(ページの長さ・コンテンツ量による)
テスト・チェックは、ホームページの制作作業全般を終え最終段階の工程です。どの工程でもホームページ全体を通しての統一感、情報の整合性、画面遷移などを意識していますが、改めてブラウザ上で通しでチェックすることで、抜け・漏れを防ぎます。
各工程でチェック・レビュー体制を整えているため、当工程での確認作業はそこまで多くはありません。また、公開前に行うチェックリストも整備しているため、特に大きな問題がなければスムーズに進みます。当工程では合わせてお客様へも最終確認をしていただき、リクト・お客様の双方で確認が完了すれば、いよいよ公開となります。
【Webディレクターの作業時間】 チェック:数時間(ホームページのボリュームにもよる) レビュー時間+修正時間:1日
公開・納品とは、全てのユーザーが制作したホームページを閲覧できる状態にする工程です。
ドメインの移管が発生する場合は、ネームサーバーの切り替えなど各種設定に変更が必要です。場合によっては公開後にメールが受信できないなどのトラブルもゼロではないため、もっとも緊張する場面かもしれません。想定外のトラブルを避け、なおかつトラブルが発生しても迅速に対応できるよう、リクトでは週末や休み前の公開は推奨していません。
【Webディレクターの作業時間】 公開作業依頼・確認:数分(ホームページのボリュームにもよる) 納品作業:数分
運用・サポートは、無事に公開を終えホームページをお客様が運用する段階に入る工程です。Webディレクター最後の仕事を行います。
運用については、リクトのサポートチームがお客様とともに課題解決に向け、さまざまな施策を行っていきます。よって、お客様の課題やこだわり、制作フローにおけるやりとりなど、詳細な情報をサポートチームのメンバーへ引き継ぎます。お客様にとっては、Webディレクターもサポートメンバーも「リクトの社員」でしかありません。スムーズに運用に移行することもWebディレクターにとって大事な仕事のひとつです。
【Webディレクターの作業時間】 サポートチームへの引き継ぎ(引き継ぎ準備含む):1~2日
今回はホームページ制作のフローに沿って、リクトのWebディレクターの役割・仕事内容を紹介してきました。
お客様ともっともやりとりをするのはWebディレクター、されどお客様とともに伴走し理解を深め、一緒にホームページを作り上げていく魅力ある職種もWebディレクターだと思います。
この記事をとおして、リクトのWebディレクター、ひいてはリクトがどういうホームページ制作をしているのかを知っていただくきっかけになれば幸いです。
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