
ホームページ制作をする際、どのような目的やゴールを持っているでしょうか。もし目的が明確でないまま制作を進めてしまうと、伝えたいことがしっかりと訪問者に伝わらない、という事態になりかねません。
ホームページ制作はどの企業にとっても必須と言えますが、実際にホームページ制作をする時、目的が漠然としているというケースも意外と多いです。
そこで、この記事では以下の内容について解説したいと思います。
- ホームページ制作において目的がなぜ必要なのか
- 設定されやすい目的
- ホームページ制作のターゲット設定
- 目的別ホームページ種類
- ホームページ制作のメリット
ホームページを作ったものの何をしたいのかが決まっていない方だけではなく、これから実際にホームページ制作をしたいと思う方にもおすすめの内容になっています。
目的を定める重要性など何かお伝えできれば幸いです。
ホームページ制作において目的がなぜ必要なのか

なぜ、ホームページ制作において目的が必要なのでしょうか。
本来ホームページとは、訪問者からの信用や売上を上げることを目的として作られるなど、さまざまな役割を持って作られているかと思われます。
しかし、目的を定めなければその役割を果たすことはできないでしょう。
まずホームページ制作を行う前に、しっかりと目的を定めてから制作を進めていくことをおすすめします。
ホームページ制作をする時に設定されやすい目的

では、どのようなことを目的とすれば良いのでしょうか。明確になっておらず迷う方もいるかと思われます。
そのため、以下のようなことを目的とするのがポイントです。
- 信頼性の確保
- 集客
- コンバージョンの獲得
この3つについて、詳しく解説していきます。
1.信頼性の確保
ホームページ制作をする上で、訪問者からの信頼性を確保したいと思っている会社が多いかと思われます。
訪問者がホームページを見て欲しい情報がなければ、そのまま結果につながらず離脱することもあるかもしれません。これでは、信頼性を確保したとはとても言えません。
しかし訪問者がホームページに来たときに欲しい情報があれば、信頼も得られるのではないでしょうか。
2.集客
ホームページ制作において集客を目的としている会社が多いのではないでしょうか。
何か自社販売している商品があれば、その商品を買いたい人が情報を求めて検索をするかと思われます。その時、しっかりと情報が書かれている商品サイトがあれば検索から見込み顧客を獲得できるでしょう。
今はホームページの集客と言えば「SEO」がメインとなっています。
そのため、SEO対策をすればさらに多くのアクセスが期待できるのではないでしょうか。
3.コンバージョンの獲得
ホームページ制作におけるコンバージョンの獲得もよく目的として挙げられるでしょう。
例えば、商品を購入したいと考えた時にその商品の情報をさらに詳しく知りたい訪問者がいたとします。
その時、ホームページに「お問い合わせ」を設置していなければ訪問者は質問する機会を失ってしまうのです。もちろんは他のホームページにいってしまうかもしれません。
このようなことがないように、必要なものはホームページに設置しておく必要があるかと思います。
せっかくの機会です。ホームページにきてくれた訪問者に満足してもらう方が良いのではないでしょうか。
ホームページにおけるターゲット設定で重要な3つのポイント

ホームページにおいてターゲット設定で重要な点はどのような点でしょうか。
- 制作するコンテンツが明確になる
- デザインの方向性が決まる
- 適切なSEO対策で集客できる
上記3つが重要な点になります。それぞれ詳しく解説していきます。
1.制作するコンテンツが明確になる
ターゲットが決まればホームページのコンテンツも明確になるでしょう。しかし、もしターゲットが決まらなければコンテンツも不明確になってしまいます。
まずはターゲット設定がとても重要なのです。
ターゲットに焦点を合わせてターゲットの求めていることをコンテンツにし、そのコンテンツに絞ったホームページ制作にすると良いでしょう。
2.デザインの方向性が決まる
ターゲットを決めるとデザインの方向性も決まっていきます。
例えば、女性なのか男性なのか。それだけでも色が変わったり、やわらかい雰囲気なのかシックな雰囲気なのかなど、全体的なデザインに違いが出てくるでしょう。
それだけ、デザインを決める上でもターゲット設定は重要なのです。
3.適切なSEO対策で集客できる
ホームページのターゲットが決まれば、そのターゲットにより検索キーワードも変わります。キーワードが明確になるとSEO対策で集客をすることも可能です。
ホームページでの集客は、ほとんどの場合が検索エンジンから入ってくる人が多いでしょう。
そのため、適切なSEO対策ができれば検索上位に表示され、集客効果も大きくなっていくのです。
このように、ターゲットが決まるとあらゆることが決まってくるでしょう。逆を言えば、ターゲットが決まっていなければ何も決めることができないという事ではないでしょうか。
まずはターゲットを決めることがそれだけ重要な事なのです。
目的別にホームページの種類をご紹介

ホームページは目的によって、運用システムが変わってくるでしょう。
例えばECサイトであれば「販売」から「決済」がゴールになります。一方、求人サイトであれば「応募」となるののではないでしょうか。
このように、ホームページの種類は目的によって変わります。
ここではホームページの種類とその目的についてまとめていきます。
- コーポレートサイト
- サービスサイト
- リクルートサイト
- ランディングページ
- オウンドメディア
上記5つのホームページについて、詳しくご紹介します。
1.コーポレートサイト
ホームページの種類の中で最も多いと思われるのが「コーポレートサイト(企業サイト)」ではないでしょうか。
コーポレートサイトでは会社の案内や商品の紹介などを中心としたホームページとなり、多くの会社が最初に作るホームページとなります。
サイトに呼び込みたいのは、下記のような人が対象となるでしょう。
- 新規顧客
- 既存顧客
- 取引先
- 従業員
- 求職者
コーポレートサイトはサイトを訪れた人に、情報をわかりやすく正確に伝えることが主な目的となります。また、コーポレートサイトは「企業の顔」とも言えるため、一度作って終わりではなく定期的にリニューアルすることも大事です。
2.サービスサイト
サービスサイトとは、特定の商品やサービスに関しての情報を載せたサイトになります。
大手企業に多く、例えばソニーではコーポレートサイト以外にもゲームの「PlayStation」サイトなどがあります。製品情報として機能や仕様など、その製品が持つ魅力や世界観などを詳しく説明することが目的となります。
3.リクルートサイト
リクルートサイトは求人に特化したサイトです。
コーポレートサイトとは別に作るケースも多く、特に人材採用に力を入れている企業では別に立ち上げるケースが多いです。
別に作成するのは、サイトに訪れるターゲットが全く異なるためです。
コーポレイトサイトの場合はステークホルダー全般、サービスサイトは主に利用者や購入者なのに対して、リクルートサイトは求職者です。そこからビジネス(販売)に結びつけるわけではないため、デザインも雰囲気が明るいなど与える印象が他のサイトとは違うでしょう。
4.ランディングページ
ランディングページはユーザーに購入やお問い合わせをしてもらえるように作るサイトです。
特にデザインで写真を使うことや文章もキャッチ―な感じで書かれているため、訪問者の記憶に残りやすいのではないでしょうか。
ランディングページは営業いらずのサイトであるため、一度作ればそのまま24時間営業をしているのと同じことになります。何か商品を売りたい時に最適なサイトとなるでしょう。
5.オウンドメディア
オウンドメディアは読者に役に立つ情報を載せることで、商品やサービスの認知度を上げることを目的としたサイトです。
読者にとって役立つ情報を届けるために見込み顧客の獲得やファンを育成することにもつながります。
しかし、オウンドメディアは日々良質な記事を更新していく必要があり、運用するのに手間と費用がかかってくるでしょう。
ただ日々の作業は無駄になることはなく、のちに資産として残っていくことが魅力です。そのため、継続すると集客に役立つでしょう。
ホームページを持つことのメリット5選

ホームページを持つことには、大きなメリットがあります。そのメリットについて5つご紹介していくので、制作する際の参考にしていただければと思います。
- 売上アップ
- 新規顧客の獲得
- 情報発信で企業の信頼や安心感の向上
- 営業ツールとして利用
- 求人募集の活用や社内教育にも利用可能
それぞれ、詳しくご紹介していきます。
1.売上アップ
最大のメリットと言えるのが「売上アップ」ではないでしょうか。
ホームページの目的をしっかりすることでホームページから顧客の流入をすることも可能だと思われます。
今あるマーケットで商品の売り上げをのばすのはとても大変かと思われますが、ホームページを作ることで新しいマーケットを作ることになるのでしょう。
またホームページをみてくれた訪問者が商品を買いたくなるような情報を載せることで購買意欲は高まり、さらに売上アップにつながるかと思われます。
2.新規顧客の獲得
今やSNSを利用しない人は少なくなってきているかと思われます。そのため、SNSとホームページを連携することで集客しやすくなりました。
もし社名や商品名がわからなかったとしても、特徴をもとにユーザーが検索をかけ、ホームページに来てくれることもよくあることでしょう。
そのため、営業に力を入れなくても自然と訪問者が集まってくるので新規顧客の獲得につながるのではないでしょうか。
3.情報発信で企業の信頼や安心感の向上
ホームページを持たない企業と持っている企業では信頼や安心感の違いがあるでしょう。
何か欲しいものがあった時、それがどのような商品なのかを検索することも多いと思います。その時、商品について細かく説明されているホームページがあるのとないのでは、かなりイメージも違ってくるでしょう。
良いホームページができればそれだけ企業のイメージは良くなり、会社の看板や広告としても大きな役割を果たすのです。
4.営業ツールとして利用
少し触れましたが、ホームページをしっかりと作り込むことで便利な営業ツールとなり、営業の強化をしなくても自然と商品は売れていくでしょう。
今まで営業マンが伝えていた「商品情報」をホームページに詳しく書くことで、訪問者が知りたいことを知ることができるでしょう。もしそこに情報がなければ「お問い合わせ」を使って質問できます。
そのため、24時間営業マンが働いているのと同じ仕組みとなるのです。
5.求人募集の活用や社内教育にも利用可能
ホームページは求人募集のツールとしても使えます。
今の求職活動は主にネット上で行われているでしょう。
そのため、ホームページがなければ求人募集もなかなか難しくなっているかと思われます。ホームページがあれば、今まで伝えることができなかった細かな情報を伝えることも可能でしょう。
このように募集をする方も応募する方も、お互いにやりやすくなるかと思われます。
まとめ
ホームページ制作は必ず目的を持って作ることが大切であり、目的があるからこそターゲットにメッセージを届けることができるでしょう。
また、ホームページはあらゆるツールに代わることもでき、商品を売りたければその情報を載せることで営業マンが24時間働いているという状態を作ることもできるのです。
この記事が、これからホームページを作ろうと思っている人、また作ったけれどもどうしたら良いか悩んでいる人にとって「目的を持つ」重要性についてお伝えできていれば幸いです。