
誰に何を伝えるか?
文章を書いて発信するということは、誰かに何かを伝えるということでもあります。
特に、インターネットの世界では「検索」や「シェア」という形で情報に触れることがほとんどなので、読み手が興味がある情報でなければ見てもらうことができません。
つまり、この、誰か?を想定していなければ、誰にもなにも届かない文章で終わってしまうことになります。
逆に、読み手の立場からすると期待していることは次の二つです。
- 私にとって役に立つ情報か?
- 私の課題を解決してくれる情報か?
突き詰めると、情報を探している人はこの2つの視点でアンテナを張っているといえます。
車に何を求めるか。ホームページに何を求めるか。でも書きましたが、どの車よりもかっこよく、スピードも速く、最も荷物が積めるといういう車は存在しません。
スポーツカーとトラックでは求められる性能が180度異なるため、読み手を想定していなければ的外れな記事となってしまいます。
例えばこの記事は、(今の私のように)ブログや記事を書きたいけど、なかなか筆が進まずに苦労されている方へ役立つことを想定して書いています。
最後まで読んでもらうために、どのような構成で伝えるか?
誰に何を伝えるかが定まったら、次は構成です。
インターネットは誰でも簡単に、膨大な情報を無料で読むことができるため、興味がなければすぐにページから離脱されてしまう可能性があります。
構成を決めるということは、どのような順序で伝えると最後まで興味深く読んでもらえるかという設計図をかくような作業です。
特に、インターネットの文章の場合、綺麗な起承転結をイメージするよりも先に結論を伝え、その根拠や方法論、関連情報などを伝えていった方が最後まで読んでもらえる可能性が高くなります。
また、文章が書けないスランプ状態でいきなり記事を書き始めても、なかなか筆が進みません。
構成=設計図をあらかじめ準備することで、執筆作業もスムーズに進めることが可能となります。
あまり難しく考えずに、以下のステップではじめてみてはいかがでしょうか
- 誰に伝えるか?
- 何を伝えるか?
- その相手が興味を持ってくれそうなタイトルは?
- そのタイトルを興味深く読み進めるための小見出しは?
- 小見出しごとに、深堀しながら文章化
なお、深堀しながら文章化においては、なぜ、ブログを続けることができないのか?でお伝えした7W3Hをヒントにしてみてはいかがでしょうか。
それでも、書けないときはリライトも効果的
GoogleアナリティクスやSearch Console(サーチコンソール)などを設置しておくと、様々なデータを取得できることもネットメディアの特徴です。
運用しているブログやオウンドメディアが、お問い合わせにつなげるといった目的であれば新しい記事を投稿し続ける以外にも、過去の記事を書き直してお問い合わせにつなげるといった方法を取ることができます。
検索もされており記事も読まれている状態で、お問い合わせにつながってなければ、文章の流れやサイト内の動線を見なおすと効果的です。
また、検索結果に意図したキーワードで表示されており、サーチコンソールにおいても表示回数が多い状態でクリック数が少ない場合は、思わずクリックしたくなるような記事のタイトルやディスクリプション(検索結果に表示されている文章)に見なおすとよいでしょう。
表示回数がそもそも少ない場合は想定したキーワードでの検索ニーズがほとんどない可能性もあります。
全体的なキーワードの見直しを図るか、リライトをあきらめて新しい記事で勝負するとよいでしょう。