離職者ゼロへ。 「発電設備の仕事のリアル」を伝えた採用サイトリニューアル

サンシン工業株式会社(福岡市)は、火力・原子力発電所のポンプやタービンなど機械設備の点検・保守工事を専門とする、九州に7拠点を持つ技術者集団です。

「建設工事業」に分類されながら、実際の仕事は建物を建てるものとは全く異なります。この“イメージのズレ”が採用ミスマッチを生み、離職につながっていました。採用強化を機にホームページのリニューアルを決断し、リクトへご依頼いただきました。

今回は、リニューアルを主導された総務の米倉翔太さんに、検討の経緯から公開後の変化まで詳しくお話を伺いました。

「社員さえ存在を知らない」ホームページ。採用強化を機に見直しへ

─ ホームページのリニューアルを検討されたきっかけを教えてください。

以前のホームページは、立ち上げてからデザインの見直しを一切していなかったんです。更新も、社長や役員の交代があった時だけで、それ以外はほぼ放置している状態でした。

そんな中で採用を強化しようという方針が社内で出てきたのですが、当時のホームページはお客様向けの内容で、未経験の求職者が見てもどんな仕事をするのかが全くわからない。これでは採用活動をいくら頑張っても、ホームページを見た人が興味を持ってくれないだろうと思って、見直しを決めました。

社内でも、もともとホームページの存在自体を知らない社員が多かったと思います(笑)。

「建設業でも、一般的な建設業とは全く違う」。1日の流れで仕事のリアルを伝えることがこだわりだった

─ リニューアルで特に解決したかったことはありましたか?

一番は、未経験の方が見ても仕事内容がわかるようにすることでした。弊社は建設工事業という分類なんですが、一般的な建設業とは全く違うんです。

建設業というと、建物を建てたり、足場の上で作業したり、コンクリートを流したりするイメージがあると思います。でもうちの仕事は、発電所のポンプやタービンなどの機械を分解・点検・組み立てするメンテナンスがメイン。まったく違う仕事なので、そこを誤解なく伝えることがとても重要でした。

仕事内容だけでなく「1日の流れ」を伝えるページを新たに作ってもらい、若い世代に刺さるデザインにしてほしいというのも大きな要望でした。

「分かりやすさにこだわった構成と、若い人に刺さる表現のアイデアの提案」── リクトを選んだ理由

─ 数ある制作会社の中から、リクトを選んでいただいた理由を教えてください。

ネット検索して出てきた会社から4〜5社を候補に上げ、社長を含めた上層部で選定しました。

弊社はホームページに専任担当者を置けるわけでもなく、1から自分たちで企画を考える時間もない状態です。計画を立ててスケジュールを組んでもらえるところに任せたいと思っていたので、その点でリクトさんが合っていると感じました。

もう一つ、正直一番気に入ったのは、社員アンケートの結果をもとに、分かりやすさにこだわったサイトの構成や「ハッシュタグ風にうちの会社をひと言で表すとこんな感じ」という他社にはなかった切り口を見せてくれたことです。他の会社はアンケートの結果を数字で提示する感じでしたが、リクトさんはそこから一歩踏み込んで、今の若い人たちに刺さる表現を具体的に示してくれた。「これは今の子たちに届く」と感じて、強く印象に残りました。

チャットツールで「すぐ対応してもらえる」スピード感

─ 制作中のやり取りで印象に残っていることはありますか?

進行面では、メールだと時間がかかるイメージがあったんですが、Chatwork(ビジネス向けのチャットツール)でやり取りしていただいたので、社長から「ここを変えてほしい」という声をすぐ伝えられて、対応もスピーディーでした。これは本当に助かりましたね。

内容面では、1日の流れのページにこだわりました。「朝から晩まで体を動かし続ける」というイメージで捉えられないように、機械のメンテナンスがメインであることを、1日の流れを通じて自然に伝えられるよう作ってもらいました。

「面白い」。存在すら知らなかった社員たちが、自分からホームページを見るように

─ 公開後、社内外の反応はいかがでしたか?

社内では、以前は存在すら知らなかった社員たちが「面白い」と言いながら自分でホームページを見るようになりました。これは大きな変化でした。

社外でも、取引先などにホームページを紹介しているという声が聞こえてきています。悪い反応はないので、見ていただいた方にはそれなりに好印象なんじゃないかと感じています。

社長は今回の完成をゴールとは思っていないんです。今回は7拠点のうち1拠点を撮影したのですが、社長の目標は全拠点を回って「サンシン工業の社員全員が映るホームページにする」こと。今年もまた計画を立てて続きをお願いしようと考えています。

「イメージが違った」という離職者がゼロに

─ 採用面での変化を教えてください。

ホームページだけの効果かははっきりとは言えないんですが、今年に入って採用数が一気に増えた実感があります。

昨年は8名採用したのですが、そのうち2名が離職してしまいました。今年はすでに6名が入社してくれていて、今のところ誰も離職していません。

以前に辞めた方からよく言われていたのが「イメージが違った」という言葉でした。建設業だと思って入社したら実際の仕事が全然違った、というミスマッチです。新しいホームページで仕事内容や1日の流れをきちんと伝えられるようになって、そのミスマッチがなくなってきているんじゃないかと思っています。

弊社のことを全く知らなかった20代の方が、友人と一緒に「転職したい」と問い合わせてくれたケースもありました。求人サイトで見つけて、ホームページを見て「ここいいんじゃないか」と思ってくれたのかなと。

「依頼することが、採用コストの削減につながる」

─ 最後に、ホームページのリニューアルや採用サイト制作を検討している会社へメッセージをお願いします。

会社にとって一番のデメリットは、人が離れてしまうことだと思うんです。採用にかかるコストは想像以上に大きいですし、入社してすぐ辞めてしまうとまたコストが発生してしまう。

外部に依頼することで、そういった採用コストを大きく削減できる。その投資として考えれば、依頼しないよりはるかに価値があると感じています。計画を立ててもらって進めてもらえる安心感は、実際にやってみないとわからないものでした。ぜひ一度、相談してみてください。

インタビューデータ

インタビュイー
総務:米倉翔太さん
取材日
2026年6月9日

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