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意外ととっつきやすいGoogle検索セントラル(第二回)

 
Writter:LCT編集部
2022.12.23

Google検索セントラルには『クイックスタート』という、SEO初心者にピッタリのGoogle公式ドキュメントが用意されています。

「自社のホームページをなんとかしたい!けど……SEOとかWebとかよくわからん」という方にこそ読んでいただきたいのですが、「どうせ読んでも理解できないから」と“読まず嫌い”?の方がほとんどです。

そこで、本記事ではGoogle検索セントラルについて、わかりやすいよりとっつきいやすい言葉で解説しています。

前回は『Google検索の仕組み』についてお話しました。

第二回となる今回は、SEOの第一歩!『SEOスターターガイド』を説明します。

SEOスターターガイド

会社でホームページをお持ちの経営者の方であれば、「SEO」という言葉は聞いたことがあると思います。

SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取ったもので、検索エンジンからホームページへの流入を増やし、結果、購入や契約に結びつけることを目的としたマーケティング手法のひとつです。

Google検索に表示される仕組みは、前回ご紹介したとおり、

  1. クロール
  2. インデックス登録
  3. 検索結果の表示

の3ステップに分類されます。

簡単に述べると、「Googleにホームページを見つけてもらい、どんなホームページなのかを理解してもらうこと」で、インデックスに登録、検索結果に表示されるというわけです。

SEOの第一歩として、検索結果に表示させるためにやっておくべき施策について、とっつきやすい言葉で説明していきます。

Google がコンテンツを見つけられるようにする

Googleがホームページのコンテンツを見つけられるようにするために、Google検索セントラルには以下のように書かれています。

“最適な方法はサイトマップの送信です。”

引用:Google検索セントラル

サイトマップとはホームページのコンテンツ(ページや画像、動画など)の構造を示したもの。

XML形式のファイルで定義したものをGoogleに送信することで、Googleがホームページの構造を認識する仕組みです。

一方で以下のようにも書かれています。

“サイトの各ページが適切にリンクされていれば、Google は通常、サイトのほとんどのページを検出できます。”

引用:Google検索セントラル

つまり、ホームページの構造がわかりやすく、ユーザーがすべてのページを回遊しやすければ、Googleもページを見つけやすくなり、サイトマップの送信は不要というわけです。

ホームページを制作する際は、わかりやすい構造を心がけましょう。

なお、わかりやすい構造のホームページでも、以下の場合はサイトマップの送信を推奨しています。

  • ホームページのサイズが非常に大きい(目安:500ページ以上)
  • ホームページ内のページが相互にリンクされていない
  • ホームページが新しく、外部からのリンクが少ない
  • ホームページに動画や画像などが多数含まれている

【ポイント】

Googleの評価基準はあくまでもユーザビリティに優れているホームページかどうかに重きが置かれています。

Googlebot(クローラー)がホームページの構造を理解しづらければ、それはイコール、ユーザーにとっても認識しづらい構造と言えます。

「Googlebotに見つけてもらいやすくするために」と思うより、「ユーザーが見やすいホームページにする」と思いながらホームページを作るのが大切です。

サイトマップをより詳しく知りたい方は、合わせて「サイトマップについて」も読んでみてください。

Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする

Googleにコンテンツを理解させるためには、いくつかのポイントがあります。

・評価してもらいたいコンテンツにGoogleがアクセスできるようにする

・検索結果に表示されるタイトルと説明文をしっかり管理する

それぞれ見ていきましょう。

評価してもらいたいコンテンツにGoogleがアクセスできるようにする

クローラーはインターネット上を自動で巡回し、各ページの内容を認識していきます。

ただし、クロールされたくないページを「robots.txt」に定義することで、ブロックすることも可能です。

一般に、クロールさせないほうがよいとされるページには、

  • 会員情報ページ
  • テストページ
  • 低品質なページ

があります。

会員情報やテスト中の情報が検索結果として表示されてはいけませんよね。

また、Googleの評価を落とす恐れのある低品質なページもブロックしたほうが無難です(本来なら低品質なページを作らないことが重要です)。

逆に、Googleに認識してもらいたいにもかかわらず、ブロックする設定になっていると、検索結果に表示してもらうことができません。

こうしたアクセス制限はホームページの制作会社に任せておけば安心ですが、仕組みのひとつとして覚えておきましょう!

検索結果に表示されるタイトルと説明文をしっかり考える

検索結果に表示されても、タイトルと説明文次第でホームページを訪れてもらえるかどうかが決まります。

タイトル

各ページには、titleタグと呼ばれるものでページのタイトルが定義されています。

検索結果(上図A)で大きめに表示される部分で、どういった内容が書かれているかを端的にわかりやすい言葉で設定するようにしましょう。

説明文(ディスクリプション)

説明文はmeta descriptionタグと呼ばれるもので定義されており、一般に「ディスクリプション」と呼ばれます。

検索結果(上図B)で表示される部分で、80文字前後の文章を表示させることが可能です。

タイトルでは伝えられなかった、より詳細な文章を設定するようにしましょう。

タイトル・説明文の作り方のコツとしては、「何について書かれているのか」はもちろん、「ユーザーが何を求めて(探して)いるのか」も意識して作成すると、クリックされやすくなります。

また、ページの内容とは異なるものが書かれていると、Googleの評価も下がってしまうので注意しましょう。

SEOスターターガイドには、タイトル・説明文の作り方のコツが“Google目線”で、しかもわかりやすい言葉で書かれているので、ぜひ参考にしてください。

上位表示を狙うのであれば、必須の項目なので忘れずに設定しましょう。

ホームページを制作会社に依頼している場合は、「ディスクリプション、入れた?」と聞いてみると、一目置かれるかもしれません!

※ディスクリプションが定義されていない場合、検索結果にはGoogleが判断したものが表示される場合もあります。

また、定義していた場合においても、内容が適していないとGoogleが判断するとGoogleが任意の説明文を定義することもあります。

【ポイント】

検索結果に表示される文章ではありませんが、ページ内の見出しの入れ方によって、よりGoogleにもユーザーにも理解しやすいコンテンツを提供することができます。

興味のある方は「見出しタグを使用して重要なテキストを強調する」も合わせてお読みください。

まとめ

今回はSEOの第一歩として、まずは検索結果に表示させるための施策を紹介しました。

ここまで読み進めてきて、「へ~、こんな簡単なことで表示されるようになるんだ!」と思っていただけたら、きっと次回も難なく読み進められると思います。

リクトのSEO対策についても合わせてお読みください。

次回は、「やることはやったけど検索結果に表示されない……」といった場合の確認点などをまとめた『Googleにウェブサイトを表示する』について説明します。

ぜひ次回をご期待ください!

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