
現在、どの企業でもホームページ制作は当たり前になっています。また、コーポレートサイトやECサイトといった、様々な種類のホームページを持つ企業も多くあります。
しかし、ホームページ制作を依頼する際に、どのくらいの納期でお願いしたらよいか分からないことがあるかもしれません。
この記事では、以下の内容を解説します。
- ホームページ制作の流れ
- ホームページの規模による制作期間の目安
- ホームページ制作を外注する際の注意点
- ホームページ制作のスケジュールを早める方法
この記事は、現在ホームページ制作を依頼しようとしている方や、すでにホームページ制作を依頼しているけれども納期のことが気になる方にも役立つ内容です。
ぜひこの記事を参考に、ホームページ制作の納期について把握してみてください。
ホームページ制作の流れについて

ホームページ制作は、主に2つの段階に分けられます。
- 選定・契約
- 制作段階
以下に、ホームページ制作の流れを紹介します。
選定・契約段階
まずは、選定・契約段階ではどのような内容、流れになるかを見てみたいと思います。
- お問い合わせ
- ヒアリング
- 企画提案・見積もり
- お申込み
上記4つが、選定・契約段階の流れです。
依頼者は、ホームページ制作会社に依頼することになるでしょう。
ホームページ制作会社はたくさんありますので、どこに依頼すべきか悩むかもしれません。
しかし、制作会社ごとに得意としている分野があるため、作りたいホームページのイメージを考えた上で問い合わせをすることが大切です。
また、1つのホームページ制作会社にだけ見積もりを依頼するのではなく、複数の制作会社に見積もりを依頼することをおすすめします。
次に、ホームページ制作が決まったら、どのようなホームページを作成したいかを伝え、それを元に「構成」「設計」を伝えると良いでしょう。
お申し込み 最後に、問題がなければ制作を依頼するため、お申し込みの段階に入ります。
制作段階
次に、制作段階の内容・流れを見ていきます。
- サイト設計(企画・サイト設計)
- トップページ、下層ページのデザイン案の作成とレビュー
- トップページ、下層ページのコーディング
- お客様レビュー
- 公開準備
- 納品・公開
サイト設計では、サイトマップを作成して、全体的にどのようなサイトにするかを明確にします。
例えば、サイトがどのような目的を持つかや、コンバージョンをどのように達成するかを確認しながら決定していきます。
次にこれまでに作成された設計図を元に、どのようなデザインにするかを決めて、それをホームページに作り上げていきます。
最後に「お客様レビュー」を依頼者に確認してもらいます。PCだけでなく、スマートフォンでも表示を確認することが大切です。問題がなければ、サイトを公開し、公開したものをチェックしてから「納品」となるでしょう。
これがホームページ制作の流れです。
ホームページの規模によって制作期間が異なる

ホームページの規模によって、制作期間に大きな違いがあると考えられます。そこで、以下のように規模別に、どの程度の期間が必要かを見ていきましょう。
- 中規模コーポレートサイト
- 大規模コーポレートサイト
- 中規模ECサイト
- 大規模ECサイト
それぞれについて、順に説明していきます。
中規模コーポレートサイト
このサイトは、おおむね30ページ未満の規模となるでしょう。主な内容としては、ブログやお知らせの更新が可能なものと思われます。
このようなサイトを制作する場合、約3〜4ヶ月の期間が必要になるでしょう。中規模コーポレートサイトとは、一般的なコーポレートサイトと同様に考えることができます。
大規模コーポレートサイト
このサイトは100ページ以上の規模になります。
ブログのお知らせの更新ができるものであり、複雑なシステムとして「会員システム」や「予約システム」などが含まれるでしょう。
制作期間は約6〜12カ月が見込まれます。
大規模コーポレートサイトには、学校のサイトや大きなクリニックのサイトなどがあり、他にも様々な種類が存在します。
ページ数が多くなるほど、制作期間も長くなることが予想されます。
中規模ECサイト
中規模サイトは、商品数が100程度となるでしょう。
サイトは既存のサービスを利用するため、自社開発ではないと思われます。
また、細かい雑務は全て外注することができます。
制作期間は3〜6カ月になります。
ECサイトは制作に時間がかからないものの、商品の登録や動作テスト、クレジットカードなどの細かい作業が必要です。
そのため、コーポレートサイトに比べて制作期間が長くなることがあります。
大規模ECサイト
大規模ECサイトは商品数が1,000以上あり、既存のサービスを利用することが一般的です。
制作期間は6〜12カ月程度になります。
商品数が1,000以上あるため、商品登録のチェックやテストだけでもかなり時間がかかります。そのため、制作期間もかなり長くなっています。
もしも、ECシステムを自社開発すると考えると、制作スケジュールや費用も大きく変わってくるでしょう。
ホームページ制作を外部に発注するときの注意点2選

ホームページ制作を外部に依頼する際には、次の2つの注意点に留意する必要があります。
- 納期とスピード
- 予算の確認
それでは、1つずつ詳しく解説します。
1. 納期・スピード
一般的なホームページ制作会社では、多くの作業に複数人が携わり、それなりのスピードでホームページ制作が進むため、納期もそれほど時間がかからない場合があります。
しかし、フリーランスに依頼する場合は、全ての作業を1人で行うことも考えられるため、ホームページ制作会社と比べてスピードや納期が遅くなってしまうことがあります。
このように、外部に依頼する際は、どこに、どのようなことを依頼するのかを慎重に考え、最も適切な外部に発注することが重要です。
2. 予算の確認
予算も重要な要素となってくるでしょう。
フリーランスに依頼する場合、個人によって予算に差が出てくることがあります。
そのため、口約束に頼らず契約書を書面で作成することが望ましいです。また、契約する前に、どの項目にどの程度の費用がかかるのかも確認することをおすすめします。
外部に発注する場合、ホームページ制作会社とフリーランスでは大きな違いがあると思われます。
ホームページ制作のスケジュールを早める2つの方法

ホームページ制作においては、納期までにホームページを完成させるために、しっかりとスケジュールを組む必要があります。その際、以下の2つが重要となります。
- 目標設定
- ターゲットの決定
以上の2つを、それぞれ紹介します。
1. 目標設定
ホームページ制作を始めると、あらゆる部署の人が一斉に動くため、その都度迷うことがないように、目標設定をしておく必要があります。
もし目標設定がなされていなければ、何かあった時にすぐ悩んでしまい、納期に間に合わないこともあるかもしれません。
ホームページ制作をする際には、まずしっかりと目標設定をすることが必要です。
2.ターゲットを決める
ターゲットを決めることは、目標設定を決めるのと同じくらい重要だと思われます。
ターゲットが決まっていないと、どのような人にホームページに訪れてほしいのかがはっきりせず、どこか中途半端なホームページになりかねません。
そのため、ターゲットをしっかりと決める必要があります。
その際、ターゲットをできるだけ細かく設定する必要があると思われます。
年齢や出身地だけでなく、人間関係や趣味、価値観などを細かく設定することで、誰に届けたいかがはっきりします。
まずはターゲットを決めましょう。
まとめ

ホームページ制作において、納期の決定は非常に重要です。
ホームページ制作は、誰でも簡単にできるものではありません。
したがって、納期をしっかりと決め、スケジュールを立て、作業を進めることで、効率的にホームページ制作を行うことができます。
また、ホームページの種類によっても納期が異なるため、事前に確認してからお願いすることをおすすめします。
この記事が、ホームページ制作の納期に関するヒントとなれば幸いです。