Zoho Sheetで別のワークブックのシートのセルを参照する方法

Zoho Sheetとは
Zoho Sheetは、GoogleスプレッドシートやExcelと同様に、クラウド上でスプレッドシートを管理できるツールです。
特に別のシートや別のブックのデータを参照する機能は、データの整理や分析を効率的に行うために重要です。
また公開範囲を細かく設定することができるのも特徴です。
本記事では、Zoho Sheetで別シートのセルを参照する方法と、オートフィルを活用してセル参照を自動増加させるテクニックを解説します。
Zoho Sheetで別のワークブックのシートのセルを参照する方法
「ワークブック」とは、ファイルまたはブックのことです。
「シート」とは、スプレッドシートのタブのことです。
基本的なセル参照とは?
別のシートのセルを参照するには、以下のように記述します。
=Sheet2!A1
例えば、`Sheet2` という名前のシートの `A1` のセルデータを、現在のシートに表示したい場合にこのように記述します。
別のワークブック(別ファイル)のデータを参照する方法
もし別のZoho Sheetのワークブック(ファイル)のデータを参照したい場合は、「IMPORTRANGE」関数を使用します。
=IMPORTRANGE("https://sheet.zoho.com/sheet/open/dummyURL"; "Sheet1!A1")
セル参照をオートフィルで自動増加させる方法
セル参照を手動で増やす場合は通常、セルの値を例えばA1、A2、A3と地道に変更しないといけません。
しかし、これを毎回手入力するのは手間がかかり、オートフィルが機能しないので行数の変更が面倒です。
ROW()関数を使ってオートフィル対応
以下の数式を使用すると、オートフィルで自動的に行番号を増やすことができます。
ROW関数を使わないと自動的に行数を増やすことができません。
=IMPORTRANGE("https://sheet.zoho.com/sheet/open/dummyURL";"Sheet1!A"&(ROW(A1)+18))
応用テクニック
他の関数にもオートフィルを適用する
例えば、`Sheet2` の `A19, A20, A21…` を順番に取得したい場合:
=Sheet2!A&(ROW(A1)+18)
一定間隔で増やす方法
例えば、`A19`, `A24`, `A29` のように5行ごとに増やしたい場合:
=IMPORTRANGE("https://sheet.zoho.com/sheet/open/dummyURL";"Sheet1!A"&(ROW(A1)*5+14))
まとめ
Zoho Sheetで別のシートを参照する方法
`=Sheet名!セル` で簡単に参照可能。
別ブックなら `IMPORTRANGE(“URL”; “Sheet名!セル”)` を活用する。
セル参照をオートフィルで自動増加
`ROW()` を活用して `A19`, `A20`, `A21` を自動化。
`=IMPORTRANGE(“URL”;”Sheet1!A”&(ROW(A1)+18))` をオートフィルで増やせる。
一定間隔で増やすには `ROW(A1)*増加数+調整値` を使用する。
このテクニックを活用して、Zoho Sheetでのデータ管理をもっと効率化しましょう!
Zohoの導入支援のご相談もお待ちしています!