今、世界中でWixを利用しているのは1億6,000万人以上います。
しかし、Wixに関して知らないことがある方も少なくありません。特に初めて自分でホームページ制作をしようと思っても、Wixの使い方や特徴などがわからない方は多いです。
この記事でWixのことを初めて知った人でもわかるよう、様々な視点から詳しくご紹介します。
Wixとは
Wixは2006年にイスラエルで設立された企業による、クラウド型CMSサービスになります。
専門知識がなくてもホームページ制作ができるため、世界中で人気が高まっています。日本版は2012年12月にリリースされてから、徐々に利用者が増えているホームページ作成サービスです。
ビジネスサイト、ネットショップ、ブログなど様々なものを作成できることが特徴でしょう。
Wixのメリット5選
Wixのメリットは次の5つになります。
- HTMLやCSSなどの専門知識がなくても作成できる
- 無料で始められる
- 豊富なデザインテンプレートがある
- いろいろな機能を簡単に組み込める
- 様々な目的のホームページ制作ができる
では上記5つについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
HTMLやCSSなどの専門知識がなくても作成できる
ホームページ制作にかかせない「コーディング」。
コーディングは難しく、習得にかなり時間がかかってしまいます。しかし、WixではHTMLやCSSなどの専門知識がなくてもホームページ制作が可能です。
あらかじめ用意されているものをドラック&ドロップで選択するという、簡単作業で制作することができます。基本的にマウスの操作のみで作成でき、テンプレートを選べばデザインもほとんど完成した状態からスタートできます。
作ったホームページも、レイアウトを操作すればあとから変更もできます。
「簡単にホームページ制作をしたい」と思っている方に最適なツールと言えるでしょう。
無料で始められる
Wixはメールアドレスがあれば無料でホームページ制作ができます。
もちろん、無料のため初期費用や月額費用もかかりません。Wixには8個のプランがあり、その中に無料のプランがあるのです。
無料の場合は「独自ドメインが使えない」「Wixの広告表示あり」という条件があります。
しかし無料でできるのは魅力的ですよね。まずはWixとはどのようなものなのかを無料で試してから利用するのが良いかもしれません。
豊富なデザインテンプレートがある
Wixにはテンプレートを800点以上無料で提供しています。
もちろん、完全スマートフォン対応にもなっているので使いやすいです。
業種や用途により、テンプレートがカテゴリーで分類されているので、どれを使うのか探しやすいのではないでしょうか。
中には英語で作られたテンプレートが多く、日本語に書き換えた時に少し雰囲気が違うようなことがあるので注意したほうがいいと思います。もちろん、日本語で作成されたテンプレートもあるので安心して使うことができます。
いろいろな機能を簡単に組み込める
Wixにはホームページ編集の中に「アプリ」という項目があり、この「アプリ」を使うことで様々な機能を簡単に使うことができます。
例えば、オンライン予約、チャットツール、ネットショップなど使いたい機能が満載です。
アプリを使いこなすことで、より便利にホームページ制作ができるでしょう。
様々な目的のホームページ制作ができる
Wixは様々な目的のホームページ制作が可能です。
例えば次のようなものがあります。
- コーポレートサイト
- ネットショップサイト
- ブログブランドサイト
- 個人ホームページ
- 飲食的等の店舗サイト
- ギャラリーサイト
上記のようなものが作れるので、個人もそうですが企業など洗練されたホームページ制作ができるのです。まずは簡単なものから試してみるといいかもしれません。
Wixのデメリット4選
次にWixのデメリットを見ていきましょう。
- 完成までに時間がかかる
- テンプレートの変更ができない
- ビジネスで使うなら有料版にする必要がある
- バックアップ機能がない
上記4点のデメリットについて、詳しく解説していきます。
完成までに時間がかかる
Wixは無料でホームページ制作ができます。
また、様々な目的でいろいろなものが作れることをお伝えしましたね。
そのため、作る前にどのようなホームページを作りたいのかを考えなくてはいけません。コーポレートサイトがいいのか、個人のホームページを作りたいのかによって大きな違いがあります。
ツールも使い方を覚える必要があり、コンテンツもどのようにして作るのかなど考えなくてはならないことが多く、実際に完成するまでに時間がかかってしまうのです。
テンプレートの変更ができない
ホームページ制作をする時にテンプレートを選んでから作っていくと思いますが、実はWixにはテンプレートの変更ができないというデメリットがあります。1度決定したテンプレートは変更できません。
テンプレートがたくさんあるので、一度選んだもののやっぱり他のテンプレートがいいなと思うこともあると思います。
しかし、テンプレートの変更ができないので、できるだけどのようなホームページを作りたいのかを考えてから選んだ方が無難でしょう。
わからない時は、どのサイトでも使えるようなシンプルなデザインのテンプレートを使うことをおすすめします。
ビジネスで使うなら有料版にする必要がある
Wixを無料で使うこともできますが、サイトに表示されるブランド広告を非表示にすることはできません。他にも、独自ドメインが使えないというデメリットがあります。
個人サイトであればまだいいのかもしれませんが、ビジネスで使うのにはWeb広告などがあると見栄えがよくないですよね。
やはりビジネスとして使うなら、有料版にする事をおすすめします。
プランとしては、月額500円のドメイン接続プラン・月額900円のベーシックプランがいいのではないでしょうか。
バックアップ機能がない
Wixにはもともとバックアップ機能がついていません。
もし、別のWebサイト制作サービスに移行を考えたときにデータを書き出す機能がないため自分でバックアップを取っておく必要があります。
また、他のWebサイト制作サービスで作成したデータを送ることもできないのです。
そのため、Wixをずっと使い続けるのであればとてもいいサービスですが、もしも他のWeb制作サービスに移行する可能性があるのであれば、他のWeb制作サービスで作ったほうがいいでしょう。
Wixを使ったホームページ制作で失敗しないポイント
Wixは誰でも簡単にホームページ制作ができるので大変人気のあるサービスですが、どのような機能があるのかなどWixの特徴を知っておく必要があります。
失敗することがないよう、ここでは失敗しないためのポイントを2つご紹介していきます。
- 使い方をした上で何を外注するか
- ホームページ制作では何を重視するのか
使い方をした上で何を外注するか
Wixでホームページ制作をするのは、HTMLやCSSなどの知識がなくても簡単に作れることをご紹介しました。
しかしホームページ制作には、他にも写真や文章などが必要になります。
様々ある作業の中で、自分でやれるところと制作会社に任せるところなど、依頼する部分は明確に決めておくのが大切です。
ホームページ制作では何を重視するのか
ホームページ制作をすると言っても、制作したい理由は様々でしょう。
制作をする前に何を重視するのかを、しっかり考えておくといいのではないかと思います。
例えば、出来るだけ安く済ませたいのであれば無料のプランを使って簡単にホームページ制作をするのもいいですし、そうでなければ有料プラン7個の中から目的に合ったプランを選ぶ必要があるでしょう。
アプリを使ってWixの機能をカスタマイズ
Wixには、大きくわけて2種類のアプリがあります。
1つ目はWix App Marketのアプリです。300以上の人気Webアプリ、サービス、そしてWebサイトを強化する機能がついているアプリです。もう1つのWix Ownerは外出時などの隙間時間でも作業できるようなモバイルアプリです。
Wix Ownerはスマートフォンで作業できる他にサイトの管理や宣伝をすることもできます。
また、サイトに来てくれた読者とリアルタイムで話せるチャット機能もついています。
どのぐらい読者がきているのか、何が売れているのかなどアクセス解析の機能もあるのです。
このように様々な機能がついているのでアプリを活用できれば、ちょっとした隙間時間に管理をすることができます。
Wixを利用する時はアプリも使いこなしたいですね。
まとめ
ここまでWixについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
Wixには無料プランがあり、お試しができるというメリットがあります。また、アプリを使えるのも慣れてしまえばとてもいいサービスでしょう。
テンプレートを変更できないというデメリットもありますが、初めに自分でコンセプトを決め、下準備をすればデメリットでもなくなります。
ホームページ制作だけでなく、飲食など店舗サイトも作れますね。
これから様々な目的があり、どのツールを使うか悩んだ時にWixが1つの選択肢にあり、悩みのヒントになるなどお役に立てれば幸いです。