「CRMを入れたのに現場が使わない。」その本当の理由と見直すべき3つのポイント

「システムを入れたのに、なぜか現場が使ってくれない」

そんな声を、中小企業の経営者の方からよくいただきます。
特にCRM(顧客管理システム)は、導入したものの入力が定着せず、結局メールやスプレッドシートと並走したまま、という状況に陥りがちです。

ツールを変えれば解決する、と思って乗り換えを検討されている方もいるかもしれません。ですが、本当の問題はシステムの種類ではなく、「選び方」と「使い方」にあることがほとんどです。

この記事では、CRMや業務システムの見直しを考えている方に向けて、現場で起きがちな課題と、改善のポイントをお伝えします。

(1)「UIが使いにくい」は、実は致命的な問題です

CRMが定着しない理由として、最もよく挙げられるのが「UIが使いにくい」という声です。

「慣れれば大丈夫」
「研修をすれば使えるようになる」

そう思って運用を続けていませんか? 
残念ながら、営業担当者が忙しい日常業務の中で、使いにくいシステムへの入力を後回しにするのは、ごく自然なことです。

情報が入力されなければ、CRMとしての価値はゼロになります。どれだけ高機能なシステムでも、使われなければ意味がありません。

UIの使いやすさは「あると嬉しい機能」ではなく、定着のための「最低条件」です。ある程度カスタマイズ性のあるシステムを選ぶと安心です。

(2)「後出しの追加費用」が現場の熱量を奪っていないか

基本プランで運用を始めてみたものの、いざ現場が「これを使いたい」と言った瞬間に、「その機能には上位プランへのアップグレード(追加費用)が必要です」と壁にぶつかる。こうした経験はないでしょうか。

SaaS(クラウドサービス)の多くは、プランによって機能が細かく制限されています。最初は安価に見えても、現場が真に必要とする機能を足していくうちに、月額費用が膨れ上がってしまうケースは珍しくありません。

現場の視点では、使いたい機能が制限されるたびにシステムへの信頼を失い、活用意欲が削がれていきます。 システム選定時は、「現在の予算」だけでなく、「現場の要望をすべて叶えた場合の総コスト」を算出しておくことが重要です。

見積もり段階で、将来的な拡張性も含めてベンダーと議論し、現場に「制限なく使い倒せる」という安心感を与えましょう。

(3)「ツールの乱立」がDXの障壁(ストレス)になっていないか

IT化を進めた結果、社内に似たようなシステムがいくつも存在し、かえって業務が煩雑になっている。そんな「本末転倒」な状況に陥っていませんか?

現場でよく起こる「負の連鎖」には、以下のようなものがあります。

  • 二重入力の不毛: CRMに顧客情報を入れたのに、メール配信ツールにも同じ情報を打ち直している。
  • ログインの煩わしさ: ツールごとにID・パスワードが異なり、切り替えるだけで時間をロスする。
  • アナログなデータ集計: 各ツールが連携されていないため、分析のたびにCSVをダウンロードして手作業で加工している。

これは「IT化が進んでいる」のではなく、「IT化によって仕事が増えてしまっている」状態です。

本来のDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタルを活用して業務効率あげ、提供サービスの価値を高めることです。ツールが増えるほど現場の手間が増えているなら、それはDXとは逆方向に進んでいると言わざるを得ません。

「現場が入力したくなる」ための動線作りこそが、活用率向上の鍵となります。

弊社で見てきたこと——「全体最適」の視点が大事

弊社では、CRMをはじめとする業務システムの導入支援を多数手がけてきました。その中で感じるのは、「個別最適」の積み重ねが、「全体の非効率」を生んでいるケースの多さです。

あるクライアント様では、CRM・メール配信ツール・ファイル管理・電子サイン・チャットとそれぞれ別のサービスを使っていました。導入の経緯はそれぞれ異なり、そのたびに「この業務にはこのツールが便利」と選ばれたものでした。

しかし全体を見ると、データが分断されていて連携がとれず、複数のツールの管理コストが積み重なり、担当者が変わるたびに引き継ぎが大変になっていました。

こうした状況を整理し、できるだけ1つのプラットフォームにまとめることで、業務の流れがシンプルになり、コストも下がり、現場への定着もしやすくなります。弊社では、Zoho Oneというオールインワンのクラウドサービスを活用した支援を行っており、多くのお客様に「以前よりずっと使いやすくなった」とご評価いただいています。

まとめ

CRMや業務システムに不満を感じているなら、まず「本当の課題はどこにあるのか」を整理することが大切です。

  • UIが使いにくくて現場が入力してくれないなら、ツール自体を見直す必要があるかもしれません
  • 追加費用が積み重なっているなら、トータルコストで比較する時期かもしれません
  • ツールが増えすぎて管理が煩雑なら、全体を整理する機会かもしれません

「今のシステムは仕方ない」と諦めていませんか?
実は見直せる余地があることを、ぜひ知っていただきたいと思います。

IT化の末に社内システムが煩雑になり、DXから遠ざかっていないか

一度、信頼できる会社に全体の相談をしてみることをおすすめします。

なお、50以上のツールが1人あたり5000円以下で使え、カスタマイズ性、拡張性、コストパフォーマンスに優れた、世界中で使わているZoho Oneも比較検討の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

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